部屋で小銭を数えていたきり丸と、おまんじゅうを食べていたしんべヱ。
そこへ、乱太郎が凄い勢いで廊下を走ってきていた。
乱太郎は「きり丸しんべヱ・・・。」と言う乱太郎に「どうしたんだ?」と聞くきり丸。
そして乱太郎は「大変だ。あの人が来る!」と大慌てで言うと、きり丸としんべヱも大慌てで、急いで隠れた。
そして、現れたのはやっぱりあの人、滝夜叉丸先輩。
乱太郎は滝夜叉丸先輩を見かけてまた自慢話を聞かされるのでは無いかと知らせに来たのだ。
どんどん近付いてくる滝夜叉丸先輩は、予感通り乱太郎たちの部屋に行き乱太郎ときり丸としんべヱの名前を呼ぶも三人はいなかった。
居ないと思い部屋を後にしようとするも実は三人が隠れているのを知っていて足音だけを鳴らし返ったように聞かせて三人をおびき寄せようとしていたのだ(さすが上級生)。
そして、その音に遠くに行ったと思った乱太郎たちは、それぞれの隠れている場所から出てきて安心したのも束の間、そこへすかさず滝夜叉丸先輩が入って来た。
驚く乱太郎たちが、滝夜叉丸先輩に「隠れていたことには怒らないんですか?」と聞くと滝夜叉丸先輩は「そんなことで怒る心の小さな平滝夜叉丸ではない」「私の心はお前達が思ってるより大きいのだ。あの美しい空のように・・・。」と言うのに対してきり丸は「何だこの自信は尊敬していいのかしない方がいいのか全然分からない!」と言いしんべヱが「それで滝夜叉丸先輩何の御用なんですか」と言ってしまったものだから「しんべヱそれ聞いちゃダメ!」と言うも時遅し・・・。
「早速本題に入ったな。」と言う滝夜叉丸先輩にきり丸が「本題に入りたくなかった・・・。」と言うも乱太郎が「もう聞いてないよ・・・。」と言って、滝夜叉丸先輩の自慢話が始まろうとしたとたん、背後からしゃどう先生が表れた。
何でも滝夜叉丸先輩の自慢話を1年ろ組の子たちに聞かせて、ろ組の生徒に明るく元気にしたいらしい。
自慢話を聞かせてほしいと言う言葉に嬉しくなった滝夜叉丸先輩は1年ろ組の生徒のところへ言った。
乱太郎たちもその後を追って行った。
早速、裏裏山で待っていた1年ろ組の生徒に得意の自慢話を聞かせるもろ組の性格が暗いせいで滝夜叉丸先輩も時折調子がくるってきていた。
でも、すぐに調子が戻り、いつもの自己陶酔が始まるが、途中でしゃどうせんせいが授業を終わりにし、「みなさん、滝夜叉くんのように明るく元気になりましょう。」と言うと共に暗い笑いと笑顔に包まれ、滝夜叉丸先輩がそれにかき消されてしまった(1年ろ組の暗さに負けた。)。
結果1年ろ組の暗さは更にましたようで、最後まで元気な滝夜叉丸先輩なのであった。
この話の見どころは、滝夜叉丸先輩の1年ろ組に対しての反応ですね。
管理人は滝夜叉丸先輩は平均は同学年の忍たまや委員会や乱太郎たち以外とはあまりかかわったことがないと思うので、こう言う変わった組み合わせもいいと思いました。
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